3.2 音声ファイルの仕様

音声データのフォーマットは以下の規則に従う。

• AD変換は16kHz、16bit linear、IEEE Byte order。
• ヘッダーは付与しない。
• 二人の話者の音声を左右チャネルに分割して収録。
• 一対話の音声は、時間順に重複のない複数のファイルに分割。
• 分割は、左右チャンネル共に無声区間になっている点で、左右同じ場所で切 ることを原則とする(分割ファイルを番号順に接続することにより、チャネル同期した元の対話音声ファイルが再現できるようにする)。

音声ファイルに関しては、かなりの機関で統一されている。この仕様を満たし ていないのは、自由対話でLとRの発話がかなり重なっており、同じところで切 れなかった機関などである。

音声ファイル名は以下の規則に従う。英字に関してはすべて小文字とする。

 対話番号(7桁)+チャンネル記号(1桁).分割ファイル番号

 cccmmmm[lr].nnn

 ここで、

 		 ccc: 収録機関コード

 		 mmmm: 対話連番号

 		 [lr]: チャネル(l:左,r:右)の記号

 		 nnn: 分割ファイル番号

 である。

 (例)筑波大学の3番目の対話中の2つ目に切り出した音声の

 右チャンネルのデータファイル名：tsu0003r.002