Sudoku Constructor

うまく動かない場合はダウンロードして実行して下さい.

(注) 多少重いプログラムのため,古いマシンでは動きが鈍いかもしれません.

Sudoku Constructor は,問題を作成するためのプログラムです. 最初に表示される青色の数字がヒントを置ける候補で,クリックすることでその数をヒントとして 配置することができます. ヒントとして配置されたマスは黄色で,数は赤色で表示され,もう一度クリックすると外すことができます.

ポイントしたときに表示されるピンク色の表示は,そこにヒントを置くことでルールからその数は 入らなくなるということを意味します. また,いくつかヒントを配置していくとピンク色の表示に加えて濃いピンク色の表示が表われますが, これはルール上は置けるように見えるけれども,実はそこにその数を入れると解なしになってしまうため,結局入らなくなるということを意味します. このような候補を我々は "Dead" と呼んでおり,青色ではなく灰色で表示され,クリックしても配置できないようになっています. また,"Dead" と対比して,配置可能な青色の候補を "Active" と呼んでいます.

あるマスの候補に Active のものが1つだけになった場合,そのマスの数は一意に定まることになります. このようなマスは薄い黄色で表示されます. つまり,問題が完成したとき,全てのマスは黄色か薄い黄色で表示されることになります.

このように,元々問題作成のために開発したこのプログラムですが,同時に思わぬものを目にすることができました. 既に完成している問題を入れ,ヒントをポイントするとそのヒントと候補の間のある種の「依存関係」が見えるのです. つまり,ヒントを外したとき,その影響を受けてどの Dead の候補が復活するのかを一目で見渡すことができます. 候補の死活はいくつものヒントに依存するため,これが本質的にどのような意味を持つのかは今のところあまりよくわかっていませんが,数独の構造を決める一つの鍵ではないかと見ています.



Last-Modified: May 5, 2009