I-League 2010

京都大学情報学研究科におけるソフトボールリーグ,I-リーグのHP.

スコアシート記入ガイドライン

ここでは記入が難しいスコアシートの書き方を簡単に説明します. 首位打者の決定など,公平に決めるために重要ですので,把握しておいてください.

1 打撃記録の付け方

1.1 打撃記録の基本的な付け方

基本的に、スコアにつける打撃結果は、2文字で表すことが可能です。
(例:「中安」、「遊ゴ」、「三振」、「一失」などなど…)
2文字のうち、前の1字にはポジションを、後の1字には飛球の質を表します。
ただし、三振や四球、死球といった、バットに当たらなかったものは除きます。
まず、ポジションは9種類あります。
判断基準は、一番初めにボールに触れた人のポジションで決まります。

投:ピッチャー
捕:キャッチャー
一:ファースト
二:セカンド
三:サード
遊:ショート
左:レフト
中:センター
右:ライト

次に、飛球の質としては、11種類あります。

ゴ:ゴロ(転がってアウト)
直:ライナー(鋭い角度の打球をノーバウンドで捕球)
飛:フライ(高く上がった打球をノーバウンドで捕球)
失:エラー(普通ならアウトになる打球がミスしてセーフになる)
安:シングルヒット(1塁打)
2:ツーベース(2塁打)
3:スリーベース(3塁打)
本:ホームラン(本塁打)
犠:犠牲フライ(フライアウトだが、タッチアップで3塁ランナーが生還)
邪:ファールフライ(フライのうち、ファールグランドで捕球されたもの)
野:フィルダースチョイス(アウトになる打球だが、送球する塁を間違えてセーフになる)

つまり、、、
ライトへのシングルヒットだと、「右安」
センターへのツーベースだと、「中2」
ショートへのライナーだと、「遊直」
セカンドのエラーだと、「二失」
センターへの犠牲フライだと、「中犠」
サードのフィルダースチョイスだと、「三野」
このような形で、2文字で打撃の結果を表すことが可能となるのです。
これに加えて、その打席で何らかの形で点数が入った場合には、
結果の後ろにカッコ囲みで入った点数を記します(例:左本(3))。

1.2 ヒットとエラーの違い

1.1で説明したもののうち、最も判断に迷うのが、ヒットとエラーとの違いです。
基本的には、本来アウトにできるはずの打球だったのを
野手のミスによってアウトにできなかった場合にエラーとなります。
つまり、内野手が打球を処理する場合、打球の捕球および送球、
一塁手などの捕球がすべて適切に行われたと仮定した上で、
それでもセーフだと考えられる場合にのみヒットという記録となります。
ただし、判断基準として、明確に何かが定められているわけではないため、
最終的にどうするかは、記録をつける人の判断に委ねられます。
そのため、前半で書いたことは、あくまでも参考にすべき指針の1つです。
また、ヒットとは、守備側のミスがなかったとしても、
打者が1塁でセーフになれば無条件につけられるものではありません。
例えば、1死満塁の場面でゴロを放ち、2塁走者がアウトになった場合などは、
打者が1塁でセーフになってもヒットではなく、凡退の扱いとなります。

1.3 ライナーとフライの違い

  ライナーとフライの違いについては、これもまた明確な基準がありません。
しかし、どっちにしてもアウトであるという事実に変わりはないため、
だいたいの感覚によって記録を行っても問題はないといえます。

1.4 塁打数の数え方

基本的に、守備側にミスさえなければ、打者の到達した塁が塁打数となります。
(ファーストなら1=安、セカンドなら2、サードなら3、ホームなら4=本)
しかし、普通のライト前ヒットであったにも関わらず、ライトが後逸してホームまで返ってきた、
というような場合は、記録としては「右安」のみになり、ホームランにはなりません。
このため、外野手などに大きなミスがあった場合は、「そのミスがなかったシーン」を想定し、
その場合はどの塁まで到達できたかというのを判断材料として記録をつけます。

2 スコアシートの記入

 

2.1 打数の数え方

打数は(打席に立った数)-(四死球・犠飛の数)で算出されます。
このため、試合での成績が「中安」「二ゴ」「一失」「四球」「右犠」だった場合、
打席に立った数である5から四球と犠飛を引いた3が打数となります。

2.2 安打の数え方

安打は、「○安」「○2」「○3」「○本」といったもののみに適用し、エラーは算入しません。

2.3 打点の数え方

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打点は、それぞれの打席でホームインした走者の合計となります。
iリーグでは、エラー等によってホームインした走者も打点に含むこととします。
(記録を付ける関係上、その判断を行うことが非常に複雑となるため)
もちろん、犠飛・押し出しの四死球によって生還したランナーも打点に含みます。

2.4 打撃成績の記入箇所

スコアシートに打撃成績を記入する際には、その記入場所に注意が必要です。
iリーグでは、イニングが変わるごとに、1列ずつ右のセルへと記入するルールとなっています。
基本的には、1イニングにつき、1列のセルを使用するのが原則となっていますが、
打順が1まわり以上した際などには、2列のセルを使用することとなっています。


(北田)