I-LEAGUE公式ルール

I-LEAGUEのソフトボール競技は、以下に記述する例外を除いて JSA(日本ソフトボール協会) 監修のOFFICIAL SOFTBALL RULES(2007年版、以下”JSAルール”)に準拠します。

公式ページではありませんが、JSAルールについては JSAルール電子版(非公式) がお勧めです。

※2009年後期からの変更点については末尾にがついています

I-LEAGUE独自ルール

I-LEAGUEでは、人材や物資の確保の問題、およびアマチュアプレーヤーによるリーグであるということをふまえ、 JSAルールの全文の精査に基づき、初代I-LEAGUEの幹事の良心と独断により、以下の独自ルールが制定されています。

ルールの追加および改訂は、当代のI-LEAGUE幹事のみがその権限を持ち、I-LEAGUEを発展させるという信念に基づいて、 必要であればそれらを行ないます。

ルール3 用具

3-5項 マスク・プロテクター・レガース・ヘルメット
  1. 捕手のプロテクター、レガースは着用を任意とする。
  2. ヘルメットのうち、攻撃側の選手に義務付けられているものは、着用を任意とする。
3-7項 ユニフォーム
  1. 本項を採用しない。また、JSAルールの全項目において、ユニフォームまたはユニフォームナンバーに関する項目はすべて適用されない。

ルール4 プレイヤーと交代

4-3項 プレイヤー
  1. チームは7人以上で編成する。
  2. 自チームのプレイヤーが9名未満の場合、相手チームのプレイヤーが10名以上いるなら、自チームのプレイヤーが9人に達するまで、 選手をレンタルすることが出来る。
  3. 自チームのプレイヤーが10名以上の場合、守備専門者をつけない打撃専門者(以下DHと呼ぶ)を任意の人数採用することができる。
  4. 自チームの人数が9名未満の場合、DHを採用することはできない。
4-5項 指名打者(DP/DESIGNATED PLAYER)
  1. DP、DEFO(FP)は、スターティングプレイヤーであってもなくても、いつでも任意回数「再出場」できる。ただし、代走時を除き、自己の元の打順を 受け継いだプレイヤーと交代しなければならない。
4-6項 再出場(リエントリー)
  1. スターティングプレイヤーは、いったん試合から退いても、いつでも任意回数「再出場」できる。ただし、代走時を除き、自己の元の打順を受け継いだ プレイヤーと交代しなければならない。

ルール5 試合と打ち合わせ

5-3項 正式の試合
  1. 正式の試合は、5回(イニング)である。
  2. 5回終了後、同点の場合は、以下の2つの条件がともに満たされる限り、 延長戦として試合を継続する。なお、タイブレーカーは採用しないものとする。
    • 残り時間が15分以上である
    • 気象条件(降雨状態、グラウンド状態、光量)が試合続行可能である

ルール6 投球

6-1項 投球の準備
  1. 投手板は、同様の目的を持ってグラウンド内に描かれた直線で代用できる。
6-3項 正しい投球動作
  1. 打者が女性やソフトボール初経験の人の場合、投手は比較的緩やかな山なりの投球を行うことが望ましい。

ルール7 打撃

7-6項 打者がアウトになる場合
  1. 打者が空振りした球が、第3ストライクになったとき。すなわち、打者はいわゆる「振り逃げ」ができない。また、JSAルールの全項目において、 第3ストライクを捕手が正しく捕球しなかった場合に関する項目はすべて適用されない。
  2. 打者がバントまたはスクイズを試みたとき。打者がバントまたはスクイズを試みた時点でボールデッドとなり、塁上の走者は自分が占有していた 塁へと戻らなければならない。また、JSAルールの全項目において、バントまたはスクイズに関する項目はすべて適用されない。

ルール8 走塁

8-4項 走者に安全進塁権が与えられる場合
  1. 「暴投あるいは捕逸となった球がバックネットの下に入ったり、挟まったり、競技場外に出たとき」の項目を適用しない。ただし、打者が四球を得た場合には一塁までの安全進塁権が与えられる。
  2. 「インプレイの球がブロックトボールまたはオーバースローになったとき」の項目の効果を、2つの安全進塁権ではなく、1つの安全進塁権とする。
  3. 暴投あるいは捕逸となった球がファールグランドにある木などにあたった場合は、打者走者に1つの安全進塁権が与えられる。

ルール9 ボールデッドとボールインプレイ

9-1項 ボールデッド
  1. 打者に”ストライク”が宣告されたとき、および打者に”第3ストライク”が宣告されたとき。
  2. 打者に”ボール”が宣告されたとき、および打者が”四球”を得たとき。
  3. 打者が打ってファウルチップになったとき。以上の項目から、「盗塁」は認められない (ただし、「タッチアップ」は認められる)。

ルール10 審判員

10-1項 権限と義務
  1. 審判員は、両チームのメンバーと関係があっても構わない。ただし、その関係を理由に不正なジャッジを行なってはならない。
  2. 審判員は、プレイヤーに影響を与えない限りにおいて、その服装を制限しない。マスク、ボディプロテクター、およびレガースの着用も任意である。
10-4項 審判員の交代
  1. 審判員の交代は制限しない。ただし、交代した審判の判定は、前任の審判の判定基準を踏襲すべきである。

ルール12 記録

12-1項 公式記録員
  1. 両チームの代表の合意に基づいて、両チームのプレイヤーまたは関係者の中から、公式記録員を任命できる。 公式記録員は両チームの中で手の空いている人が行うことが望ましい。 また、人数の都合上、試合中に公式記録員が交替することは問題ないが、記述方法は極力統一するべきである。
12-2項 ボックススコア
  1. 公式記録員は、JSAルールに基づいてボックススコアを記録するべきだが、これは義務ではない。
12-3項 要約
  1. 公式記録員は、JSAルールに基づいて要約を作成するべきだが、これは義務ではない。